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2010年7月の7件の記事

2010年7月28日 (水)

カーナビで県境の蛇行っぷりを体感したい!(その3)

まさかの車止め、そして大団円へ

ヨドバシカメラ町田駅前店で衝撃的な無反応を見せたプリウスのカーナビ。次はしっかりと反応してくれるだろうか? 次の目的地・相模原市南区上鶴間本町付近はヨドバシカメラ町田駅前店から南にちょっと行ったところだ。

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町田駅から住宅街をくねくねと通り抜ける。

数分で目的地の相模原市南区上鶴間本町周辺に到着。しかし、そこで我々が見たものは……。

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あれ?これってもしかして……。

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えーっと、車で行けないねこれ。そうだね。

まさかの車止め!そうかーそう来たかー……。

上鶴間本町
こういうふうに県境があるハズだけど、車止めにはかなわない。(オンマウスで県境表示します)

ここまで1勝2敗。3回勝負なら完全にアウトだ。
1万円近くも出費してプリウス借りたんだから、なんかこうもうちょっとガツーンと来るような?県境蛇行地帯?県境またぎ?を体感させて欲しい! 頼む! 県境! と、半疑問形で願いつつ、ぼくたちは次の県境蛇行地帯へと向かった。

コネタ『略称が「大中小」の小学校』

Photo_2

相模原市出身の永井くんによると、地元の人は大野台中央小学校のことを大中小と呼ぶらしい。

途中でコネタを拾いつつ、町田市小山(相模原市中央区上矢部1丁目)付近に到着。

相模原市中央区上矢部
県境の蛇行具合が若干弱めなのが心配なのだが……。(オンマウスで県境表示します)

今度は車止めがあるものの、まわり道をして入り込めば車で行けることを確認。ゴクリ……。

スゲー! 県境スゲー! 約4キロの道のり、10分ほどの間に11回も県境をまたぐのだ。これはすごい。一緒について来てくれていた永井くんの奥様もさすがに「すごいね」と感心してくれた! 興味が1ミリもない人に「すごい」と感心されるのはやっぱりちょっとすごい。

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予想以上の結果に満足気。キモイ画像で申し訳ない。

いやー、東京の近くにもこんな県境があるんだな。 奮発してプリウス借りてよかった……。

まとめ

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後悔はない。

ヨドバシカメラ町田駅前店、相模原市南区上鶴間本町付近と2連敗した時にはどうなることかと思ったけど、最後の町田市小山付近の県境蛇行地帯で今回の目的はなんとか果たせたかと思う。例えが昭和的だけど、まさに逆転満塁ホームラン。
今回は時間の都合で、町田方面の県境蛇行地帯にしか行けなかったけれど、東京周辺には他にも荒川周辺や柳生駅ちかくの3県境など、魅力的な県境は多い。ぜひまたプリウスを借りてめぐってみたいと思う。

参考資料
県境マニア! 日本全国びっくり珍スポットの旅 Book 県境マニア! 日本全国びっくり珍スポットの旅

著者:石井 裕
販売元:武田ランダムハウスジャパン
Amazon.co.jpで詳細を確認する

参考サイト
石井裕の県境マニア!:http://ameblo.jp/yutaka-kenkyo/
Mapion:http://www.mapion.co.jp/

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カーナビで県境の蛇行っぷりを体感したい!(その2)

蛇行県境多発地帯・町田へ!

当日、運転を快く引き受けてくれた友人の永井くんと六本木で待ち合わせて出発。

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一生乗ることもなく死ぬと思ってたプリウスを今まさに借りる!

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ぼくの個人的趣味に快く付き合ってくれた永井くん。ナイスガイ。

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お、カッコいい変電所!(東電荏田変電所)

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あっという間に目的地に到着。何の変哲もないただの住宅地だが……。

緊張しつつ、川沿いの道に沿って進む……。

デジカメの動画モードで撮影したので、画質と手ぶれにご注意下さい

来た! 県境来た!! 約1キロの道のりで県境越えは4回。県境越えの回数が地図上の予想よりも少ないのはおそらくGPSの感度やカーナビの地図の精度によるとおもうんだけど、正直ぼくはここまで県境アナウンスがこまかく出るということにびっくりした。これは他の3カ所も期待できそうだ。

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手前の電柱の住所は神奈川県川崎市麻生区上麻生、そして後ろにある高校の看板の住所は東京都町田市三輪町

町田市三輪町
県境の存在を感じさせないのどかさ。(オンマウスで県境表示します)

ちなみにこのあたりは、東京都が南で、川を越えて北に行くと神奈川県になるという方向感覚がちょっとどうにかなってしまいそうなエリアで、ぼくのような県境好きにとってはかなり興奮する場所なのだけど、周辺はそんな興奮をみじんも感じさせることのない、いたって普通の住宅地だった。

まさかのヨドバシカメラ町田駅前店

続いての目的地はヨドバシカメラ町田駅前店だ。

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緊張しつつ、いざ県境ワールドへ!!

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……。

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……あれ?

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おわっちゃったぞ、おい。

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カーナビ反応しなかったね。うん。

ヨドバシカメラ町田駅前店の県境はプリウスのカーナビでは、何らかの不具合で全く反応しなかった……。実は今回、ヨドバシカメラの県境を一番期待してただけに、その落胆の大きさも、写真から想像していただけると思う。ついでにいうと「いざ県境ワールドへ!」とかいうキャプションも、今思うとテンション高めでちょっと恥ずかしい。

落ち込むぼくに、永井くんが「もう一回、アンテナの位置を変えたりしてやってみない?」と優しい提案をしてくれた。さすが、もつべきものは友。よし、もう一回やってみよう!

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原因はお前か!?(※上の写真のアンテナ。じつはラジオ用アンテナらしいです。さすが車オンチの諢名は伊達じゃない。精進致します。)

アンテナの向きを適当に変えてみて再チャレンジ!
(※お急ぎの方はこの動画は見なくてもいいです)

……やはりダメだった。なにが原因なのかはもうわからない。ただ、アンテナの向きをちょっといじった程度ではヨドバシカメラ町田駅前店の県境は反応しないということは分かった……。

ヨドバシ町田屋上
確かに、ここにこういう風に県境が走っているはずなんだけど……。(オンマウスで県境表示します)

気を取りなおして次に向かおう。

3に続く

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カーナビで県境の蛇行っぷりを体感したい!(その1)

カーナビをポンポンいわせたい!

石井裕さんの著書「県境マニア! 日本全国びっくり珍スポットの旅」という本によると、日本には様々な県境があるらしい。

その中でも特にぼくが気になったのは「高野龍神スカイライン」の「怒涛の県境またぎ」というものだ。 高野龍神スカイラインは奈良県と和歌山県の県境に沿って道路が作られたので、ちょっとした道路のズレで車が県境をまたぐため、カーナビが非常に短い区間で「ポーン、和歌山県に入りました」「ポーン、奈良県に入りました」をなんどもくり返すのだという。

高野龍神スカイライン

これはぜひ行って見てみたい!

「県境」というと、川の上だったり山の上だったりして、行くことすら困難だったりするのだけど、ここは車で走行しながらその入り組んだ県境を体感できるというのだ。

ぼくのような県境好きにとっては想像しただけでも軽く失禁しそうなほどの場所なんだけれども、高野龍神スカイラインは遠い。東京からは日曜日に気軽にお出かけというきょりではない。

さらに、ぼくは車の免許を持っていない! 免許を持っていないという前にぼくはそもそもセダンとクーペの区別もつかないほどの車オンチなのだ。(注:今は区別つきます)

でも、カーナビが県境アナウンスをなんどもくり返すそのようすをじっさいこの目で確かめてみたい……。

ところで、県境蛇行地帯というものがある。
今、エラそうに「ある」とか、言っちゃいましたけど、ぼくがそう勝手に呼んでるだけなんですが。

で、その「県境蛇行地帯」とは何か?

かいつまんでいうと、「昔、蛇行して流れていた川に沿って県境を引いたけど、その後の河川改修工事で川がまっすぐになったため、県境だけが蛇行している場所」のことをぼくは勝手に県境蛇行地帯と呼んでいるんですね。

全然かいつまんでないですね。

言葉で説明しても難しいのでじっさいに下の図をご覧ください。

Photo_6

絵の稚拙さ等、色々とツッコミたい気持ちはひとまず横に置いていただき、蛇行した河川に沿って引かれた県境(①)が、河川改修工事で川がまっすぐとなったのに、県境だけが蛇行しているという状態(②)というのは分かっていただけると思う。

そして、注目して欲しいのは道路。

河川改修工事のさい、道路もまっすぐ引きなおされるため、この道路を走行するだけで蛇行状態の県境を何回も越えることになるのではないか?

そう!

「県境が入り組んだ蛇行地帯を東京近辺で探して、免許を持ってる友人にカーナビの付いてるレンタカーを運転してもらって走れば『怒涛の県境またぎ』が体感できるんじゃないか!」

われながら見事な思いつき! 車も運転免許もアウトソーシング。県境蛇行地帯のプロデュースだけぼく。素晴らしい! さっそく準備だ。

立ちふさがるカーナビの壁

ところがである……ぼくはカーナビなんてどこのメーカーのものも県境アナウンス機能がついてるものだと思っていた。しかし、いくつかのレンタカー屋に問い合わせたところ、中には県境アナウンス機能がついてないカーナビもあるというのだ。さらに、県境アナウンス機能付きカーナビ搭載の車を、タイミング良く貸し出してくれるという保証もできないともいわれてしまった。そんな、ご無体な……ぼくは受付の人に尋ねてみた。

ぼく「カーナビの機種にこだわってレンタカーを借りる人はどうしてるんですか?」

店員「いや、そういう人は居ないですね」

ぼく「あ、そ、そうですか……」

これでは計画が頓挫してしまう……。1万円近く払ってレンタカーを借りてカーナビに県境アナウンス機能ありませんでしたってアホみたいだ! 困った。

しかし、棄てる神あれば拾う神あり。ネットでカーナビについて調べていると、トヨタ純正カーナビには県境アナウンス機能が標準装備されていてるということが分かった。しかも、プリウスには必ずトヨタ純正カーナビが搭載されているらしい。これは朗報! さっそく免許を持っている友人にお願いし、プリウスを借りることにした。

さて、肝心の県境蛇行地帯についてなんですが、数日間、マピオンとにらめっこしつつ以下の4箇所をピックアップしてみた。

町田市三輪町
距離は短めだが、この県境通りカーナビが反応すれば1キロ程度の道のりで8回は県境アナウンスが聞けるはず。

町田駅前のヨドバシカメラ
ここは、ネットの情報によると、駐車場の螺旋通路上に県境があるため、カーナビの県境アナウンスがなんども反応することで有名らしい。蛇行地とはちょっと違うが、せっかくなのでこれも確かめたい。

相模原市南区上鶴間本町五丁目付近
道に対して県境が直角に入っている理想的な県境蛇行地帯。うまく行けばここも8回ぐらいは連続して県境アナウンスが聞けるかもしれない。

町田市小山付近
ここは道に対する県境の入り方が微妙なんだけど、距離が長いので何回かは連続して聞けるかもしれない。

以上、4ヶ所をめぐっていきたいと思う。

2に続く

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2010年7月18日 (日)

選挙ポスターコンプリート・2010(その他)

参院選、東京選挙区のポスターを全てコンプリートした(多分)のですが、ポスターを探す途中で見つけた比例候補や政党のポスターを、勿体無いのでいくつか紹介しておきたいと思います。

基本的に、比例候補のポスターは街頭にあまり貼られることがありません。
選挙制度が変更されて比例でも個人名での投票が可能になりましたが、以前は殆ど無かったのではないでしょうか?(このへんは僕の曖昧な記憶で書いてますので、間違ってるかもしれません)
今は、比例の投票でも個人名を書いてもらう必要がありますので、比例候補のポスターも結構ふえてきているのかもしれません。

分かりやすいのが、自民党から出馬した保坂さんぞう候補のポスターなんですが、えー実は写真撮り忘れたんですねーこれ。ぼくのアホ!
いや、近所のうなぎの蒲焼工場の壁にずーっと貼ってあったから「あとで撮ろう」と思っているうちに選挙が終わってあれよあれよというまに撤去されちゃってました。
まあ、言い訳はそのぐらいにして、この保坂さんぞう候補のポスターですが、ポスターの中心にでっかく「「保坂さんぞう」とお書きください」と書いてありました。これは、投票のさい「保坂」とだけ書いて投票されても、社民党から立候補している保坂展人候補と票が按分されてしまうためです。ちなみに保坂展人候補のポスターは↓です。

S2010070520100707_084
こちらにもしっかりと「保坂のぶと とお書きください」という注意書きが

票が按分された場合、1票を同姓の候補数で割ることになるので、獲得票数が小数まで出てるのはこのせいです。と、ここまで書いて今回の参議院選挙の開票結果を色々調べてみたんですが、得票数に少数出てないですね……。
両保坂候補の得票数みても少数が出てない。「保坂」と名字だけの投票が1票もなかったとはちょっと考えられないんですが……。ま、いいや。

次。
たちあがれ日本から立候補し、惜しくも落選してしまった中畑清候補のポスター。
S2010070520100707_111

オレンジと黒をメインにした色使いはいわゆる「ジャイアンツカラー」に倣ったんでしょうが、松竹梅で言ったら竹の竹といった感じの超ど真ん中な無表情の中畑候補はなぜかエアバッティングフォーム。バットぐらい持っても罰は当たらないとおもうのですが……。
そして右横になにやら書いてあるローマ字。横文字苦手な僕なんかは、こういうのはまず読まないんですけど、よーく見てみると。
Sgirininjouomoiyari

義理、人情、思いやり、恩返し!
まさかの日本語!
というか、なぜローマ字?
せっかく知名度のあるキャッチフレーズの「絶好調!」もなぜか小さめですし…と言っても、デカデカと絶好調!って書いてあってもそれはそれで意味不明ではあるんだけど、もう、なんだか全体的によくわからない。しかし、その迷走ぶりがまた味となってるのは確かだと思う。

その「たちあがれ日本」の政党ポスターがこれ↓
S2010070520100707_109
もう、なんというかこれ。すごいですよね。全員今にも死にそうという。昔の映画ポスター、出演者の名字だけが振ってあるやつ、なんかそれ思い出しました。まあ、一応「保守」なんですですよというのは見ただけでわかりますよね。日の丸、毛筆。

今回大躍進したみんなの党のポスター↓
S2010070520100707_041
たちあがれ日本に比べると、さすがモダンで大胆なデザイン。
各候補を区切る枠をカッチリ平行や垂直にせず、ちょっとずらして斜めに切ることによって、メリハリを付けてリズム感をつけ、写真の位置と大きさで安定感を出す。名前も市川崑のタイポグラフィを参考にしつつ配置、あえて明朝は使わずにゴチックで力強さとスマートさを強調。そして色使いを赤、白、黒のみに抑えて見やすく配慮。まあ、今風ですよね。

ところで、比例候補のポスターなんですが、貼ってある場所によっても色々と面白いことがわかります。例えば、こちら↓
S2010070520100707_032
自民党から立候補した小坂憲次候補と民主党から立候補した亀原了円候補のポスターですが、これ、築地本願寺に掲示してあったものです。
亀原了円候補は浄土真宗本願寺派の現役僧侶ですし、小坂憲次候補は父親の後妻が本願寺派の僧侶大谷尊由の娘で、さらに妹の旦那がこれもまた大谷尊由の孫という、二重に大谷家につながる家系なんですね。だから、築地本願寺にポスターが掲示してある。

しかし、自民党が勝っても民主党が勝ってもどっちでもいいように、両方の党にそれぞれの候補がいるというのは、関ヶ原の戦いの時に東軍と西軍にそれぞれ息子を分けて従軍させ、どっちが勝ってもお家存続出来るようにした真田家を彷彿とさせるなんともしたたかな戦略です。

S2010070520100707_082

これ、もうちょっと寄って撮ればよかったんですが、道を横断するのが面倒くさくてこんな写真しかなくて申し訳ないんですが、自民党から立候補した山谷えり子候補のポスターです。お気づきだとは思いますが、神社です。神社の鳥居の脇に掲示してあります。wikiによれば山谷えり子候補自身はカトリックの信徒らしいのですが、日本会議国会議員懇談会監事、神道政治連盟国会議員懇談会の副幹事長などを務め、神道系の団体などと深いつながりがあるため神社によく貼ってあるんですね。

以上、比例候補のポスターと党のポスターに関してでした。

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2010年7月14日 (水)

選挙ポスターコンプリート・2010(その3)

前回までのあらすじ

ポスターコンプリートを目指し銀座周辺をさまよったぼくは東京都選挙区の立候補者24人のうち22人までをコンプリート。残すは2つだけとなった。


■根拠の無い勝算と甘い見通し

あくる日、僕はある勝算を持って出かけた。勝算二度目である。その勝算とは23番と24番の候補について調べたところ、片方の候補の所属政党の事務所が有明にあるということが分かった。
さすがに政党事務所付近のポスター掲示板にはポスターぐらいはっているだろう。残りの一人もまあ、何とかなるだろう。という甘い見通しのもと、自転車にまたがり、有明に向かった。
もちろん、有明に向かう道すがら、小学校や公園があれば次々にチェックしていくことにした。

Simg_0824 5と6、21以降が無い。

Simg_0827 上と同じパターンでポスターが無い。

写真ではサックリ2点で終わってますが、ここまでで既に炎天下を5キロ以上自転車をこいで、揃ってない掲示板をいくつもスルーしています。
既に体力は限界、早くおうちにかえってアイスクリームを食べたいという気持ちを抑えるのがやっと。ほぼ気力で自転車のペダルを踏む。

Simg_0830 お、なんか看板だ。

Simg_0831 お、お呼びでない。

上の地図表示看板は3回ぐらい引っかかった。

そして、有明に到着。

Simg_0832 アリエッティ気分を味わえるのこぎり。

Simg_0835 選挙事務所がこのビルの中に!

しかし、ここまで来ておいてなんだけど、いくら選挙事務所がこのビルの中にあるとしても、周辺に小学校や公園があり、なおかつポスター掲示板が設置されていなければいけないのだが、ポスター掲示板が設置されてるような公園や小学校が付近にない……。あ、よく考えたら有明だココ。有明といえば泣く子も黙る10号埋立地。空き地とビッグサイトしか無いこの街に公園や小学校があるはずない、よな……。一番近くの小学校は海浜公園の方に一つあるだけだ……。

何たる不覚。

でも、せっかく来たので現在位置に一番近い港陽小学校周辺に行ってみる。

Betupatannsimg_0841 ん!?

あ、これ8番と18番の別パターンのポスターだ!

これはケガの功名。8番と18番の別パターンのポスターを発見したのだ。なるほど、ポスターを選挙戦の前半と後半で変える戦術もあるということを聞いたことがあるがこれがそれか。この掲示板はおそらく何らかの理由でまだはりかえられていないのだろう。

しかしながら、いまだに23番と24番のポスターは見つからない。

この後、お台場から東雲経由で門前仲町まで3時間ほどかけて小学校や公園のポスター掲示板を全て見回ったのだけど、絶対に23番と24番のポスターは無い。悲しいほどない。本当にない。5番、6番のポスターはちょくちょく見かけることもあるのだが、どの掲示板においても、23番と24番は必ずない。

そろそろぼくの両腕と目の下が、紫外線のためにに真っ赤になってきて皮膚の耐久性もげんかいにたっしてきた。早くおうちにかえってアイスクリームを食べたい……。

一旦、帰宅したぼくはネットでもう一度情報をよくさらってみた。一体どういう事なのだろう。

■意外な結末、そして最終決戦へ……。

家で情報収集をしていると、ネット掲示板に、驚愕すべき事実が書き込まれていることが判明した。

2ch

ポスター掲示辞退ぃぃ!?ということは、昨日の時点で全ての候補者のポスターが揃っていたということ? そうか……。今日の苦労はあまり意味がなかったのか……。

しかし、ネット情報を鵜呑みにすることはできない。これは、選挙管理委員会に聞いて確認するしか無い。さっそく、東京都選挙管理委員会に電話して聞いてみた。

ぼく「すみません、選挙ポスター掲示板について質問なんですが……」

東京都選挙管理委員会(以下:都選管)「はい」

ぼく「ポスターのはってある人とはってない人が掲示板ごとにマチマチなんですがなぜなんでしょうか?」

都選管「お客様のおっしゃっているのは、公園などに設置してある細長い板に20個ぐらいの枠が描かれていて右はじにタイトルの書いてある公営ポスター掲示板のことですか?」

ぼく「あ、はい、多分それです。あれ、公営ポスター掲示板って言うんですか。えーとですね、いろいろ探し回ったんですが、23番と24番の候補の方のポスターが必ず無いんです。ネット上では掲示を辞退したという事が書かれてるんですが……」

都選管「ポスターの掲示に関しては各候補の判断に任せてありますので、こちらの方ではなんとも分かりかねますね」

ぼく「そうですか」

おそらくそうだろうとは思ったのだが、選管ではポスターの掲示までに容喙することはないらしい。なので「ポスター掲示を辞退した」という情報の真偽は謎のままだけど、僕が二日間かけてポスター掲示板を実際に探し回った結論からいうと、そのとおりとしか思えない。

選挙ポスターは供託金が没収されなければ選挙活動にかかった経費として国からお金が支給されるらしいのだけど、供託金が没収されてしまう場合は、もちろんポスター代金は自費で払うことになる。いわゆる泡沫候補の方々は、もし当選できなかった場合、供託金没収だけでも辛い上にポスター代金までかかるのであれば、最初からポスターを作らないという選択肢もあるかもしれない。

結局、ありもしない(多分)ポスターを探して20キロ以上自転車をこいで日焼けしただけだったのだ……。

せっかくなので、ぼくは選管の人に公営ポスター掲示板に関する疑問を聞いてみた。

ぼく「ポスター掲示板の設置箇所って誰が決めてるんですか?」

都選管「各市区町村の選挙管理委員会です。ですので、設置箇所を決めたり実際に設置するのはそこです」

なるほど、区によってポスター掲示板の枠の色や右はじのデザインが微妙に違うのはそういうことだったのか。

もわーん(以下回想)

Simg_0836港区のポスター掲示板は枠が青色

Simg_0827 江東区は赤色

Simg_0765 中央区は右はじの一番下が投票日の日付になっている

ここでぼくは掲示板の設置場所に関して中央区の選挙管理委員会に改めて問い合わせてみた。

ぼく「すみません、公営ポスター掲示板に関して質問なんですが」

中央区選挙管理委員会(以下:中央区選管)「はい、なんでしょうか」

ぼく「ポスター掲示板の設置場所って、学校や公園など区が管理している場所が多いと感じたんですが、やはりそうなんですか?」

中央区選管「いや、そういう訳でもないんです。一般のお宅の壁だとか、会社の敷地などにもお願いをして許可を頂いて設置することもあるんですが、ただ、許可をいただくのが大変ですので、結果的に学校や公園などが多くなりますね、設置する本数が決まってますので」

ぼく「え、ポスター掲示板って設置する本数が決まってるんですか?」

中央区選管「ええ、そうなんです。中央区では151本設置するということになってます」

そうだったのか、学校や公園に多かったのは結果的にそうなっただけだったのか。しかも、設置ノルマがあるというのは初耳だった。泰明小学校で門扉の両側にポスター掲示板が並んで設置してあったのはノルマ消化の為だったのか……。あと、些細な事なんだけど、選管の人は公営ポスター掲示板のことを「1本、2本」と数えるということもびっくりした。今後、ポスター掲示板を数えるさいは「1本、2本」と数えた方がちょっと玄人っぽくてカッコいいかもしれない。そんな機会めったにないと思うが……。

ぼくは選管の担当者にお礼を言い、電話を切って何気なくさっきの掲示板をながめていると

2ch_2

ココに来てこの情報である。「千代田区。大妻女子横」。

いちばん最初に「ポスターさえ見つかればコンプリートしてる掲示板はいい」と自分で決めたではないか。もう、22人分のポスターは揃った。2候補の別バージョンのポスターも手に入った。もうやめて、あなたのライフは0よ!

……。

翌日、自転車にまたがるぼくの目指す先は「千代田区。大妻女子横」……。

Simg_0887 あ、あれは。

Simg_0888 はいキタドーン。

S2 別角度からドーン。

揃った。

……この3日の努力が報われる気がした。結局はネットの情報に頼って、自分で探し当てたというわけではないのだけど……。

■まとめ

これらのポスターは投票日翌日には撤去されてしまう。
どの候補のポスターを見ても「今日はね、顔と名前だけでも覚えて帰ってくださいねー」という 落語家の定番フレーズが思い浮 かぶ。ケバいとかダサいと言う前に、ひとつづつよく観察してみると、目立つ色使いで名前と顔を強調するキッチュなデザインは、歌舞伎の衣装やメイクのようなケレン味溢れる、なんとも言えない独特の雰囲気をもった様式美であるのがよくわかった。
駅前の消費者金融の看板やパチンコ屋のデザインがまさに日本的な風景だとしたら、選挙ポスターもまさ に日本的な風景の一つなのかもしれない。選挙ポスターも、よく見れば意外と面白いものだと思う。

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選挙ポスターコンプリート・2010(その2)

■前回までのあらすじ
無職の僕は有り余る暇の力をもってして、参議院議員東京選挙区の候補者ポスターのコンプリートを目指し、銀座までやってきた。しかし、敵はなかなか手強く……。

■空模様との戦い

銀座の現在位置から総務省までは、日比谷公園を抜けて行くのがいちばん近い。空模様もあまり良くないので、早めにコンプリートして家に帰りたい。

S_722 霞が関ドーン

総務省に向かう道すがら、右手の日比谷公園を何気なく見たところ……。
あ。

S_723 6番のポスターだ!

6番!発見。
ひとりで興奮するのだけど、誰ともその喜び分かちあえないというこの孤独感。いや、孤独感はどうでもいい。とりあえず6番は押さえた。残りは5番、23番、24番の3つ。

と、ここで、ポツポツと雨が降り始めた。総務省は目の前なのだが、見渡すかぎりポスター掲示板は無い。ポスターは残り3つなのだけど、今日はこれ以上探索するのはちょっとむりだ。

しかも、写真がないのはiPhoneが雨に濡れるといやなので写真を撮らずに帰路についたからだ。
僕は「冷静に考えてみると総務省って国の機関だから選挙の看板なんかあるわけないよ」という屁理屈を勝手に考え出し、とにかく雨が本降りにならないうちに、おうちに帰りたいという欲望を叶えようとした。

もういい。残りは明日にしよう。面倒くさいし。いいんだ。どうでも。

よくわからない徒労感に襲われたのため、残り3件は明日集めることにした。
ここで、今日収集できたポスターを全てをざっと見てみよう。

S2010070520100707_015_2 S2010070520100707_016S2010070520100707_017

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S2010070520100707_010S2010070520100707_008S2010070520100707_007

S2010070520100707_006 S2010070520100707_005S2010070520100707_004

S2010070520100707_003 S2010070520100707_020S2010070520100707_019

S2010070520100707_018 S2010070520100707_021S2010070520100707_002

出来れば一個づつ批評しつつ紹介したいのだけど、ダラダラ長くなりそうなのでやめます。

ところで、自転車で家に向かって帰る道すがらやはりポスター掲示板があれば気になってみてしまう。京橋小学校の前に差し掛かったとき、あれ。

Simg_0812 あ、5番だ。

Simg_0813 見つかるときは案外あっさり見つかる……。

顔と名前よりも、自転車に乗って選挙活動していることを強調したいデザイン。

あとは、23番と24番を残すのみとなった。

3へ続く

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選挙ポスターコンプリート・2010(その1)

平成22年6月、参議院議員選挙が公示され、東京選挙区では定員5人に24人が立候補するという激戦になった。
ところで、3年前の参議院議員選挙のさい、DPZで「選挙ポスターコンプリート」というネタをやっていた。
当時、掲示板のポスターの歯抜け状態が非常に気になっていた僕にとってはとても面白い記事だった。そして時は流れ2010年。無職となった僕は選挙ポスターコンプリートの旅に勝手に出かけた……。

■勝手なルールと理屈

今回、選挙ポスターをコンプリートするにあたって、僕は「全てのポスターがコンプリートされている掲示板を捜すのはやめて、候補者のポスターを全種類集めればそれでいいことにしよう」とオリジナルルールを決めた。となれば、うちの近くにあるポスター掲示板でもう既に8割揃ったことになる。

楽勝である。

しかし、後にそんな考えが甘かったということを嫌というほど思い知ることになるのだが……。

まずは、家の近くにある掲示板を見てみる。

S_692 ほら。

残りは5番、6番、23番、24番だけだ。これはさいさきがよい。(と、この時は思った)

さて、残りの4つを捜すため、他のポスター掲示板を探さねばならない。

選挙というものはマーケティングである。であるから、僕のよそうでは、おそらく人の多く集まるところに設置してある掲示板にはどの候補者もポスターをはるだろう。なぜなら人目につくから。(マーケティング理論)

家から一番近い繁華街といえば銀座だ。銀座なら自転車で行ける。よし、銀座へ出発だ。

Simg_0901 ……。

Simg_0909 …………。

Simg_0902 ………………。

銀座の観光案内をしようとかそういうわけじゃない。

実は繁華街にはポスター掲示板自体があまり無いのだ。いや全く見当たらないと言ってもいいかもしれない。これではポスターコンプリートどころではない。
ポスター掲示板なんてそのへん歩けばポンポンつったってんじゃねーの?

どどどういう事??

ん、待て、落ち着け僕。うちの近所でポスター掲示板のある場所を考えてみろ……。

もわーん。(以下回想のイメージ)
S2010070520100707_065小学校の前

S2010070520100707_067公園の前

そうか、ポスター掲示板は小学校や児童公園みたいな都や区が管理する物件の前にあるのか! なぜ最初にそれに気がつかないんだ僕! もう銀座四丁目まで来ちゃったじゃねーか。こんな繁華街のど真ん中に児童公園や小学校なんかあるわけない……。
ところがである。

ここでiPhone様にご登場願うことにしよう。マップ機能を使えば現在地周辺にある小学校を探してくれるはずだ。

Siphoneimg_0904

ピコーン。(イメージ上の擬音です)でた。iPhone様のお指図によれば、一番近い小学校は泰明小学校らしい。さすが、文明の利器である。世の中は2010年なのだ。

急いで泰明小学校に向かう。
泰明小学校といえば復興小学校の一つで、なかなか味のある校舎をもつ小学校だ。

S_721

この無駄にゴージャスな門扉を持つのが、島崎藤村や朝丘雪路の卒業した銀座の泰明小学校。この門扉の両側にポスター掲示板は立っていた。

S_719門の右側

S_720門の左側

5番6番が貼ってない上に、左側の方は21番から後ろ24番までがごっそり抜けている。

これはかなり手強い。

しかしである、僕には一つの勝算があった。総務省である。全国の選挙管理委員会を束ねる総務省の近くのポスター掲示板にはさすがにポスターをはってるんじゃないの?どの候補も。

そう考えたぼくは霞が関に向かった。

2に続く

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