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2011年5月11日 (水)

【市町村章】最近の市町村章デザインにおける「暖色系の丸」について

前のエントリで、最近のデザインには「暖色系の丸が付いてる」と書いたのだけど、これ、本当に多い。
ネットで拾った最近の市町村章で、暖色系の丸が付いているものをざっと集めてみたのでちょっと見ていただきたい。

Photo_3

どうだろう。
もう、どれがどこの市町村章なのかわからないと思う。もちろん、同じ人がデザインしたのではなく、それぞれのデザイナーはすべて別人だ(たぶん)。
「個性」とか「オリジナリティ」を表現したつもりが、実は没個性的だったという見本みたいで微妙な哀愁が漂う。
青森県五所川原市と長崎県松浦市なんか、形がそっくり過ぎて鼻血が出そうだ。

三日月と丸を組み合わせると、人が手を広げて羽ばたいてるような感じの形になる。
「躍進」とか「羽ばたき」のイメージは、昭和時代の市町村章では鳥にその意味を託すことが多かったのだけど、最近はもうダイレクトに人だ。人が飛んだり跳ねたりしている。
人を表現するにはどうしても頭に見える丸が必要で、暖色系の丸が入っているのはそのためなのかもしれない。

最近の市町村章に、雲形定規で適当にチャチャッと線を引いただけのやっつけ仕事みたいなデザインが増えているのは、パソコンが普及したせいではないだろうか。
昔は名刺や看板に市町村章を刷り込んだり描き込んだりするばあい、デザインの設計図を役所に郵送してもらい、それを印刷屋さんなり看板屋さんなりが見て、設計図通りに版下を作ったり、看板に描いたりしてたはずだ。だから、昔の市町村章は、まず円を描く所からスタートするような「コンパスや三角定規で再現し易いデザイン」が多い。
しかし、最近は役所が持ってるフォトショップかイラストレーターの元データをメールで送ってもらえば、後はパソコンでプリントアウトするなりなんなり、好きなように使える。手書きでは再現が難しい曲線を多用したグニャグニャの市町村章が増えてきているのはそのせいだと思う。

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コメント

市町村合併の「功罪」として標記のような暖色系、そしてまるで国体マーク?!の如く市町章が乱立してしまいました。まぁ、表現の自由ですから裁判沙汰にはなりませんがこの手が必ずしもウケるという保証はないと思います。今さらながらですが今後新たな合併市町が出てきても、このようなデザインは出てこないように願いたいです。

投稿: サガッシー | 2011年10月27日 (木) 21時32分

いまさらすぎるけど、日の丸なのでは〜〜

投稿: | 2017年4月30日 (日) 07時01分

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